ベトナム人留学生の採用について
現在、ASA小石川巣鴨ではベトナム人留学生を採用しています。
当ASAの留学生は「朝日奨学会」がベトナムの日本語学校に出向き、現地面接で合格した学生です。
みんな日本が大好きで、真面目に日本語を学んでいる学生達ばかりです。
元々は1人の元ASA所長がベトナム観光で訪れた際「親日で勤勉なベトナムの子達に仕事や勉強のチャンスを与えられないか」と考えたのがきっかけでした。
日本語学校(ホーチミン)入学式 |
日本国内では新聞奨学生が減少していたため、新たな労務制度としてベトナム人留学生受入れ制度を確立し、現在では毎年100名を超す学生が留学しています。
日本語学校訪問(ダナン) |
現地面接で合格した子達は、日本語の勉強と並行して新聞配達の仕事内容や入国してすぐに日本語で原付の運転免許試験を受けるための勉強も実施しています。
日本に入国してからは日本語学校に2年間通い、その間に「日本語検定」に合格すると、今度は大学や専門学校に進学し、スキルを習得して日本やベトナムで就職します。
日本語学校の出席率も、最初の2年間は病欠以外で9割以上でないと帰国しなければならないという取り決めがあります。
これは、あくまでも留学生であって労働者ではない、学業が第一であるからです。
私自身も毎年ベトナムへ出向き、現地日本語学校の入学式に出席したり、面接に同行したり、採用している留学生の実家訪問をしたりしております。現地に赴き、ベトナムの文化や交通事情等を肌で感じ、採用後の指導等に役立てています。
既に当ASAを卒業し、ベトナムで日本語学校の教師をしたり、通訳の仕事に就いたりして活躍している卒業生もおります。
外国人ということで不安に思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、今後も日本とベトナムの架け橋役として、微力ながらお手伝いさせて頂くつもりでおります。
ベトナム人留学生は、異国の地で異文化に対応しながら一生懸命学業に仕事に頑張っております。
どうかご支援ご理解頂けます様お願い申し上げます。
所長 枇杷阪 武